働く30歳の妊活ライフ

30歳、結婚3年目。夜勤ありのフルタイムで働く病棟看護師が、戸惑いながらも妊活、不妊治療をしていく実話。

男性不妊の話。

ざっくりとした私の検査が終わり、大まかにみるとホルモンや内分泌系には異常はなさそう…とわかると、夫もちょっと気になりだしたみたいで

「それなら俺が原因なのかな…検査した方がいいよね…」

と言ってきてくれた。

私の夫はこういう時に理解が素晴らしく、わたしがいろいろ説得とかしなくても自らそう言ってくれたので、とてもありがたかった。

 

先生にも勧められ、検査をすることに。

 

プラスチックの容器を渡され、「この容器に、提出時間3時間前までに精液を採ってきてください」と言われ、夫に渡す。

夫、「わかった」とすんなり受け取り、検査当日に持ってきてくれた。

その日はわたしも卵管造影の日だったので(後ほどこの話もします)、病院に向かう時に一緒に提出。

培養士さんが受け取ってくれて、結果待ち。

 

結果、

「う~ん、旦那さんねぇ、運動率16%、運動精子数400万とかなり悪いんだよねぇ。これだと自然妊娠は厳しいかもしれない…とりあえず来週再検査してみましょう」

→翌週再検査、結果あまり変わらず

 

はいきたー

まさかの!男性不妊!?

多いとは聞いてたけど、そんな身近にあるもの?!

不妊治療やってる人ならわかるかもしれないけど、精液検査でこの結果はかなり悪い。

ちなみに私調べでは

自然妊娠するには運動率55%以上必要で、運動精子数は500万以下だと顕微授精が必要なレベル。

だそうです。

 

ここでちょっと心折れて泣いた。

そうか…自然妊娠は厳しいかもしれないのか…

ならばどうする?どこまで頑張る?

夫と緊急会議。

まずは夫にこの結果を伝えなければ…

 

夫を傷つけないよう、言葉を選びながら慎重に。

結果を(多分)わかりやすく解説した。

すると夫

「あーやっぱり俺だったのか。いや、なんとなくそんな気はしてたからそこまでショックとかではない。」

と。てっきり落ち込んで立ち直れなくなるかもって思ってたからちょっと安心すると同時に、内心ちょっと空回りした感。笑

その時に今後の治療のことも話し合った。その時決めたこと

・とりあえず男性不妊外来を受診する

・やっぱり子供は欲しいよね!!

→じゃあやれる治療を、できる所までやろう。

幸い、私たちは共働きだし、不妊治療が保険適応になることが決まったタイミングでもあったので、そう決意することが出来ました。

 

わたしの通院している病院は、「男性不妊外来」というものがあり、精液検査の結果が良くなかった人が行く外来が月に1回開催されています。

なので迷わず受診。

診察はエコーと触診だったらしい。めちゃくちゃあっという間に終わったそう。(夫談)

その結果、原因は「精索静脈瘤」がある事だということ、それは手術で摘出することによって改善が見込めるということが判明した。

希望の光…!!!

やると決めたら突き進むタイプの夫、その場で私になんの相談もせず(いい意味で)「手術します!」と即答したらしい。おいおいやる気満々じゃん…(褒めてる)

というわけでこうして、男性不妊ということが判明し、その治療を行うことになったのです。

 

男性不妊って言葉ではたまに聞くけど、そんなに身近に感じてない人もいるはず…不妊っていうと女性側の原因だと思いがちだもんね。

だからやっぱりちゃんと調べるべきだと思います。

でもデリケートな話題だし、そうかな?って思っても夫やパートナーになかなか言い出せないって人もいると思うから、もし不妊に悩んでるご夫婦でこれを読んでくれたとしたら、男性側からもそういう検査を提案してもらえるといいなぁ。

 

あと、男性不妊外来を受診した夫

「他にも何人か受診してる人がいて、自分以外にも同じ状況の人っているんだなって思った。」

って言ってた。不妊治療において、一人で抱え込まないことや自分だけじゃないって思うことって大事だと個人的には思うので、そういうきっかけがあってよかったなぁと思いました。

 

偉そうに言ってますが、まだ不妊治療真っ只中です(笑)(笑)(笑)

 

オペの話や途中で一瞬出てきた卵管造影の話はまた後日。