採卵の結果と今の自分の気持ちの話。
2/10ついに初回の採卵日。
毎日卵胞刺激の注射を打ち、見事に卵胞が育っていて、採卵前の内診でも排卵してなかったし、培養士さんにも「沢山採れそう」とお墨付きを貰っていたぐらいだった。
いざ!採卵。
(採卵中や当日の話はまた後日)
1時間後に培養士さんから採卵結果を聞くことになっていて、話を聞くと
「21個採卵できて、ほとんど全て、変性卵でした」
と…
変性卵って言うのは、いわゆる受精する能力がない卵のこと。受精や培養まで行くことなく、私の今クールの卵たちは終わりました。
そして今日、改めて先生からお話が。
培養士さんのお話と合わせると、
・21個の採卵のうち、数個は未熟卵でしたがほとんどは変性卵でした
・これだけ数が採れていて、これだけの割合で変性卵があるのは初めて、珍しい
・原因はわからない。
・次の方法としては、
①刺激方法を変えてもう一度体外受精をトライ
→キャンセル率が高い。卵が1個しか採れない
③未熟卵を採卵して育てていく
→県外に転院、自費(120万程度)
・いずれも、必ずしもいい卵が採れるとは限らない。毎回卵の状態は異なる。
とのことでした。結論からすると、①を、選択しました。まあそうなるよね…
それにしても原因不明って…
基本的に妊娠ってそうだけど、どれだけ科学技術の力を利用したって、最終的には運なんだよね…
悲しいけど、仕方ないけど、悲しい。個人的には一番メンタルにきた。
わたしが普段の行いが悪いから?
お菓子たくさん食べてるから?
家事色々サボるから神様が見てた?
とか考えて、自分の行動全てにネガティブになった。
帰ってご飯作って旦那に改めて診察の結果を報告した。
泣いてたら笑顔で、「そういう時もあるよね!次頑張ろう」
って言われた。
多分励まそうとしてくれたんだよな。それはわかる、どうしたらいいのかわかんないよね。それも分かる。
でも、その励ましすら苦しかった。
なんでそんなこと言えるんだろう。子供が欲しいと何度もタイミング測ってはダメで、ポリープのオペして、人工授精もしたけど全部ダメで、最後の手段だと思って体外受精やるって決めた。上司に頭下げて勤務の調整してもらって、仕事早く切り上げて、毎日病院通って、毎日自己注射して、いざ採卵となると鎮静かけて、痛みや合併症のリスクもあって、そんな中で採卵したら全部だめな卵でした、って言われた時の気持ち、わかります???
次やるって決めたのは自分だけど、また同じことやらなきゃいけないのか、って思うと正直気が遠いよ。
そういうのも全部含めて、「仕方ないよね、そういう時もある、また頑張ろう」なの?
男側はいいよねぇ、だって何もしなくていいんだもん。採卵日に検体提出するだけだしね。痛みも何も無いじゃん。
でもね、こればっかりは仕方ないんだよね。
生物学的にも、女性側にしか機能がないから、女性側しかできないし、男性に出来ることがないのは当たり前なの。分かってる。旦那も旦那でどうしたらいいのか分かんなくて、でも励ますしかなくてそういったことも分かる。旦那もオペに行ってくれたり、協力もしてくれてると思う。だから旦那にはそんなこと言えない。言っても何にもならない。だって仕方ないから。だからこそ余計、そういう真っ黒な気持ちになってしまう自分が、辛くて、不甲斐なくて、泣いた。
子どもは作れないし、仕事だって迷惑かけちゃうし、旦那の励ましに対してありがとうと素直に言える心の広さもないし、かと言ってそれを見越して自分の気持ちを隠し通す強さもなくて…全部中途半端で最低。
そんな風にメンタルどん底で、今日の日記を終えますw
不妊治療って先が見えないし、妊娠することがゴールみたいになっちゃいそうで怖いんだよなぁ。子供を育てることが1番大事なことなのに!
あー、気分転換になんか変化起こしてみたいなぁ。髪バッサリ切るとか?
んー…
あんまり意味ないかな(笑)
あ、旦那のこと色々言ってますが、旦那は一切悪気はないし、本当にいい人だから基本的には大好きですよ!一応ね!
男性不妊の話。
ざっくりとした私の検査が終わり、大まかにみるとホルモンや内分泌系には異常はなさそう…とわかると、夫もちょっと気になりだしたみたいで
「それなら俺が原因なのかな…検査した方がいいよね…」
と言ってきてくれた。
私の夫はこういう時に理解が素晴らしく、わたしがいろいろ説得とかしなくても自らそう言ってくれたので、とてもありがたかった。
先生にも勧められ、検査をすることに。
プラスチックの容器を渡され、「この容器に、提出時間3時間前までに精液を採ってきてください」と言われ、夫に渡す。
夫、「わかった」とすんなり受け取り、検査当日に持ってきてくれた。
その日はわたしも卵管造影の日だったので(後ほどこの話もします)、病院に向かう時に一緒に提出。
培養士さんが受け取ってくれて、結果待ち。
結果、
「う~ん、旦那さんねぇ、運動率16%、運動精子数400万とかなり悪いんだよねぇ。これだと自然妊娠は厳しいかもしれない…とりあえず来週再検査してみましょう」
→翌週再検査、結果あまり変わらず
はいきたー
まさかの!男性不妊!?
多いとは聞いてたけど、そんな身近にあるもの?!
不妊治療やってる人ならわかるかもしれないけど、精液検査でこの結果はかなり悪い。
ちなみに私調べでは
自然妊娠するには運動率55%以上必要で、運動精子数は500万以下だと顕微授精が必要なレベル。
だそうです。
ここでちょっと心折れて泣いた。
そうか…自然妊娠は厳しいかもしれないのか…
ならばどうする?どこまで頑張る?
夫と緊急会議。
まずは夫にこの結果を伝えなければ…
夫を傷つけないよう、言葉を選びながら慎重に。
結果を(多分)わかりやすく解説した。
すると夫
「あーやっぱり俺だったのか。いや、なんとなくそんな気はしてたからそこまでショックとかではない。」
と。てっきり落ち込んで立ち直れなくなるかもって思ってたからちょっと安心すると同時に、内心ちょっと空回りした感。笑
その時に今後の治療のことも話し合った。その時決めたこと
・とりあえず男性不妊外来を受診する
・やっぱり子供は欲しいよね!!
→じゃあやれる治療を、できる所までやろう。
幸い、私たちは共働きだし、不妊治療が保険適応になることが決まったタイミングでもあったので、そう決意することが出来ました。
わたしの通院している病院は、「男性不妊外来」というものがあり、精液検査の結果が良くなかった人が行く外来が月に1回開催されています。
なので迷わず受診。
診察はエコーと触診だったらしい。めちゃくちゃあっという間に終わったそう。(夫談)
その結果、原因は「精索静脈瘤」がある事だということ、それは手術で摘出することによって改善が見込めるということが判明した。
希望の光…!!!
やると決めたら突き進むタイプの夫、その場で私になんの相談もせず(いい意味で)「手術します!」と即答したらしい。おいおいやる気満々じゃん…(褒めてる)
というわけでこうして、男性不妊ということが判明し、その治療を行うことになったのです。
男性不妊って言葉ではたまに聞くけど、そんなに身近に感じてない人もいるはず…不妊っていうと女性側の原因だと思いがちだもんね。
だからやっぱりちゃんと調べるべきだと思います。
でもデリケートな話題だし、そうかな?って思っても夫やパートナーになかなか言い出せないって人もいると思うから、もし不妊に悩んでるご夫婦でこれを読んでくれたとしたら、男性側からもそういう検査を提案してもらえるといいなぁ。
あと、男性不妊外来を受診した夫
「他にも何人か受診してる人がいて、自分以外にも同じ状況の人っているんだなって思った。」
って言ってた。不妊治療において、一人で抱え込まないことや自分だけじゃないって思うことって大事だと個人的には思うので、そういうきっかけがあってよかったなぁと思いました。
偉そうに言ってますが、まだ不妊治療真っ只中です(笑)(笑)(笑)
オペの話や途中で一瞬出てきた卵管造影の話はまた後日。
不妊治療始めた時の話。
諸々検査を含めて、不妊治療を本格的に始めて、一年以上が経過しました。
今日は不妊治療に至った経過とかをぼちぼち、振り返りながら書いていきます~
2020年の9月に入籍して、2人とも、特に私が、子ども好きで、いつでも子どもは欲しいねって話してた私たち夫婦。
プロポーズされて結婚が決まった段階から子どもを意識して、いつか出来るだろうと呑気に構えていた。
入籍から1年経っても、子供できる気配ナシ。
もともと私は生理痛が酷いほうで、子宮腺筋症の疑いがあるとピルも飲んでいたので、出来にくいかもしれないなぁ、とは思っていたものの、ルナルナ使って排卵日予測してみたり、いろいろやって見たけど全然妊娠しなかった。
ちなみにレスとかではなかった。むしろ仲良い方。笑
周りの友達や知り合いはみんな子供が生まれたり2人目妊娠したりしてて。
こういうのって周りと比べるものでもないと思うし、焦らなくてもいいって言うのは頭ではわかっていたけど、それでもやっぱりなんかこう、「なんで私たちは子どもができない…?」という疑問と不安と焦りが出てくる。
最初に行ったのは、元々ピルを処方してくれていた個人の小さな産婦人科。
そこで内診エコーしてもらってタイミングのアドバイスもらったりしていた。
ただ、先生がおひとりで診察されているので、開業時間が短いし、曜日指定も多かった。
予定が合わず通うのが難しくなったため、今後本格的に治療をするなら…と考えてそこに通うのはやめた。
(多分本来ならちゃんと紹介状書いてもらったりして転院しないといけないと思うけど)
2021年の12月、地域の不妊治療を力入れてるクリニックに思い切って初診で行ってみた。
まずはカウンセリング。
当時は男性不妊なんてそんなにあるもんじゃないと思ってたから、タイミングをとりながら、自分の検査を進めて、ある程度進めたところで異常がなければ男性の検査をしたいこと、仕事をしながら治療を進めたいことなど諸々お話。
んでその後に諸々ホルモンの採血したり、エコーやったりして検査を進めていった。
一応、私のホルモン採血の結果は大きな問題はなし。子宮頸がん検診も異常なしと診断。
諸々検査をしているうちに、私にはあまり異常を認めないことがわかった。
この時は、そうこうしてるうちに子どもできるだろう、ぐらいの軽い気持ちで通院してたけど、まさか自分が体外までやるとは思ってなかったな…😂
つづく。
現状の話。
初回更新からだいぶ時間がたってしもた…
アンタゴニスト法で体外受精しますよーって宣言したのが前回。
現在はと言うと、
1ヶ月間のピル(ヤーズフレックス)を飲み終わり、
卵胞刺激の皮下注射(ゴナールエフ)や
アンタゴニスト(セトロタイド)も打ち終わりが見えてきて、
ついに10日に採卵をすることになりました!!
という段階です(笑)
だいぶホップステップジャンプしましたが
色んな思いを抱えながら治療に挑んでおります。
仕事と治療の両立はなかなか大変で、
思うところも沢山ありましたが…。
私の卵たちは多すぎるぐらい育ってくれました。今日の診察では卵胞は16~20mmでした。
めっちゃ数もあった。素人でも見てわかるぐらい。
ただ、卵胞の数が多すぎて
卵巣過剰刺激症候群(OHSS)になるリスクが
非常に高いんだそう
それがちょっと心配ではあるけど
やれることやって10日を迎えたいと思います…
今の体調は、
卵胞がたくさんあるせいか、お腹の張りがすごい
なんとなく体が怠くて眠い
っていう感じです。
排卵日の前々日まで、ゴナールエフ皮下注射と、セトロタイド皮下注射頑張ってます。あと1回!
ゴナールエフ皮下注射は、ペン型インスリンみたいなタイプのやつで
単位をダイアル回してカチカチ合わせてそのままお腹に垂直に刺す!っていうだけ。割と簡単。
セトロタイドは、蒸留水アンプルと薬剤バイアルが入ってて、それを自分で調剤してシリンジに吸って皮下注射するタイプ。
最初は、これ自分で出来るんか…??と思ったけど、注射部位がお腹だったこともあり、なんとか自分で片手でやりました✌️
最初は怖くてビビったけど、慣れもあってか最近はすぐできるようになった。
こういう時、ほんとに自分が看護師で良かった~と思いました。
いろいろ作用のあるホルモン剤内服したり注射したりしてきたけど、
産婦人科のホルモン系って難しいよね…
勉強したけどよく分からなかったし忘れちゃったよ🤣
病気がみえるの産婦人科も学生の時に買ったのがあって
勉強しよう!!と思ったけど結局そうもせず
ここまで来てしまった(笑)
また遡って振り返りブログも書こうかな!!
とりあえず今日はここまで。
はじめまして、はじめました。
はじめまして!
不妊治療で、体外受精にステップアップしたのをきっかけに、自分の今までの不妊治療やこれからのことなど、備忘録がてら書き綴りたいと思いブログを始めてみました。
誰にも言えないけど発散したい気持ちとか、そういうのも綴れたらいいなと思います。
~自己紹介~
*なつき
*1992年生まれの30歳
*病棟看護師(夜勤あり、フルタイム)
*2020年入籍、結婚3年目、同い年夫婦
*好きな物 ディズニー、ジャニーズWEST
~今までの経緯~
2020年9月、入籍💍
それまで生理痛が酷く、ピル内服経験あり
何度かタイミングトライするも授からず、
2021年12月 県内のクリニック初受診
ホルモン採血、ヒューナーテスト、卵管造影は全てクリア
精液検査で精子濃度が低いことが発覚😂
2022年3月 夫、精索静脈瘤のオペ
その後もタイミング図るも授からず
2022年7月 1回目の人工授精→リセット
2022年8月 子宮ポリープの疑いで他院紹介
2022年9月 子宮鏡検査で子宮ポリープ切除、同時に子宮内膜症も発覚!!
2022年10月、11月 人工授精→リセット
2022年12月 ステップアップを決意😌
2023年1月 アンタゴニスト法で体外受精することが決定!!👈イマココ
ざっと書いてみたけど、色々やってんなぁ私たち夫婦!!!(笑)
これだけやってきたのもよく頑張ってると思うし、あっぱれやで👏笑
大変なのはこれから…!
仕事と不妊治療は果たして両立できるのか。
過去の話も今の話も含めて、色々書いていきます!